目の下の黒クマは、多くの人が抱える悩みの一つです。黒クマは、顔の印象を暗くし、疲れているように見せてしまいます。私もこの悩みを長年抱えてきましたが、1年前のことになりますが、経結膜脱脂法という美容手術を受けることにしました。この記事では、その体験を詳しくお伝えします。

鏡を見ると黒クマがあり、年々黒くはっきり見えてきて、鏡見るのも嫌になってきたんですよね。

コロナ禍ではマスクで隠せていたのですが、マスクなし生活が普通になってきたタイミングで施術を決意しました。

青クマ

青クマを見分ける方法は、目の下の皮膚を目尻に向かってやさしく引っ張ること。目の下の色が薄くなったと感じたら、それは青クマの可能性が高いでしょう。また、目元をマッサージしたあとに、同様に色が薄くなった場合も青クマに当てはまります。

特徴原因対策
青黒く見える血行不良、寝不足、疲れ、目の周りの皮膚が薄い温かいタオルを当てる、十分な睡眠を取る、マッサージを行う

茶クマ

茶クマは、色素沈着やシミによって目元が茶色く見えるクマ。青クマと違い、目の下を引っ張ったときに色が変わらなければ茶クマです。

特徴原因対策
茶色く見える紫外線による色素沈着、摩擦、乾燥UVケアを徹底する、目元の保湿をしっかり行う、刺激を与えないように注意する

黒クマ

黒クマは、目元のたるみが影となって黒っぽく見える状態です。見分ける方法は、青クマと同じく目の下の皮膚を目尻に向かってピンと張ります。クマが目立たなくなれば、黒クマの可能性が高いでしょう。

特徴原因対策
影ができて黒く見える加齢による皮膚のたるみや凹凸リフトアップ効果のあるスキンケア製品を使用する、顔の筋肉を鍛えるエクササイズを行う

黒クマを改善するための一般的な対策には以下のようなものがあります。

一般的な対策

対策説明
十分な睡眠睡眠不足は血行不良の原因となるため、しっかりと休息をとることが重要です。
目元のマッサージ血行を促進するために、優しくマッサージを行うことが効果的です。
保湿ケア乾燥を防ぐために、目元専用の保湿クリームを使用します。
美容医療経結膜脱脂法や下眼瞼脱脂術などの美容施術で根本的な改善を目指すこともできます。

上記の対策を日常的に取り入れることで、黒クマの発生を予防することができますが、根本的な改善には美容医療が効果的です。黒クマは皮膚のたるみが原因のため、なかなかセルフケアのみで、「完全に消す」ことが難しいのです。

経結膜脱脂法とは

経結膜脱脂法は、結膜(まぶたの内側の粘膜)を小さく切開して脂肪を取り除く手術です。この方法は、外から見える傷跡が残らず、ダウンタイムが短いという特徴があります。以下に、経結膜脱脂法と下眼瞼脱脂術の違いを表でまとめました。

手術方法経結膜脱脂法経皮脱脂法
アプローチ方法結膜(まぶたの内側)を小さく切開、縫合しない下まぶたのすぐ下の皮膚を切開
傷跡外から見える傷跡なし外から見えるが目立ちにくい
ダウンタイム比較的短いやや長め
適応若い人、皮膚のたるみが少ない人向け皮膚や筋肉のたるみがある人向け
メリット自然な仕上がり、ダウンタイムが短い総合的な目元の若返り効果が期待できる
デメリット皮膚のたるみがある場合、効果が限定的傷跡が残る可能性がある

経結膜脱脂法のメリットとデメリット

メリット

  1. 傷跡が目立たない:外から見える傷跡が残らないため、自然な仕上がりが期待できます。
  2. ダウンタイムが短い:腫れや内出血が少なく、日常生活への影響が少ないです。
  3. 自然な仕上がり:目元の形を保ちながら改善が可能です。

デメリット

  1. 皮膚のたるみがある場合の効果が限定的:脂肪の取り除きのみのため、皮膚や筋肉のたるみには対応しにくいです。
  2. 痛み:手術中や手術後に痛みを感じることがあります。

経皮脱脂法とは

経皮脱脂法は、「経皮脱脂」は「経結膜脱脂」が“結膜”側からだったのに対し、“皮膚”側からメスを入れる治療法です。下まぶたのすぐ下の皮膚を切り開き、膨らみの原因となる脂肪を取り除いて、余っている皮膚を切り取ります。 皮膚にできた傷を縫合し、1週間後に抜糸を行いますが、下まつげ直下の傷は3か月程度で赤みが無くなり細い白い傷となり、目立たなくなります。

以下に、経皮脱脂法のメリットとデメリットを詳しく解説します。

メリット

  1. 総合的な若返り効果:皮膚や筋肉の引き締めも同時に行えるため、目元全体が若々しい印象になります。脂肪を取り除くだけでなく、たるんだ皮膚も引き上げることができるため、より効果的です。
  2. 深刻なたるみに対応:皮膚や筋肉のたるみが進行している場合でも対応できるため、特に中高年層に適しています。経結膜脱脂法では対応しきれない重度のたるみにも効果があります。
  3. 長期的な効果:一度手術を受けると、その効果が長期間持続します。脂肪の再形成が少ないため、再発のリスクも低いです。
  4. 複数の問題を同時に解決:目元のたるみ、クマ、しわといった複数の問題を一度に解決できるため、全体的な美しさが向上します。

デメリット

  1. 外から見える傷跡:下まぶたのすぐ下の皮膚を切開するため、外から見える傷跡が残る可能性があります。ただし、時間が経つとともに傷跡は目立たなくなります。
  2. ダウンタイムが長い:経結膜脱脂法に比べてダウンタイムが長く、腫れや内出血が発生することがあります。手術後数日から数週間は、仕事や外出を控える必要があるかもしれません。
  3. 手術リスク:他の外科手術と同様に、感染症や出血、アレルギー反応といったリスクがあります。これらのリスクを最小限に抑えるためには、経験豊富な医師による手術が重要です。
  4. コストが高い:総合的な若返り効果が得られる分、手術費用も高額になることが多いです。事前にしっかりと費用を確認し、予算を考慮する必要があります。

私は大手美容外科で経結膜脱脂法の施術を受けました。以下はその詳細な体験記です。

1. カウンセリング

施術前にカウンセリングを受け、自分の悩みや希望を詳しく伝えました。医師からは、経結膜脱脂法が私の黒クマに適していると説明され、施術内容を決めました。私は脂肪注入は行わず、脱脂のみを希望しました。

2. 金額の提示

施術の費用は18万円でした。美容外科の施術は高額になることが多いですが、広告とは違う金額だったのでものすごく驚きましたがきちんと説明を聞くと金額の違いに納得しました。

受けられる方は納得するまで説明を聞くことをお勧めします。

3. 施術

カウンセリング後施術になり、緊張しましたが、スタッフの皆さんが親切に対応してくれました。局所麻酔を受けましたが、正直なところ痛みを感じました。施術中も脂肪を引き出される感覚が痛く、笑気麻酔を試みましたが効果は薄かったです。

施術が終わり、医師から脂肪の塊が両目3つずつ出てきたのを見せてもらいました。施術は約30分で終了し、その後少し休憩してから帰宅しました。

ものすごく痛かったです。早く終われー!と思ってました。

4. 帰宅後の様子

帰宅中、目の下が見えにくいことに気づきました。麻酔が切れると痛みが増し、2〜3日は激しく腫れました。仕事をしている方は、休暇を取ることをお勧めします。

施術当日の車の運転は大変危険ですので止めた方がいいです。

5. 回復過程

私の場合、1週間が経つと腫れは目立たなくなり、2週間でほぼ分からなくなりました。以下に、回復過程を表にまとめました。

回復過程状態
施術直後目の下が見えにくい、痛みを感じる
1〜3日後激しい腫れ、痛みが続く
1週間後腫れが目立たなくなる
2週間後ほぼ分からなくなる
1ヶ月後自然な目元に戻る

施術後、黒クマがなくなっていることがわかりました。現在までに黒クマが再発する気配もありません。

経結膜脱脂法を受けてから1年が経ちましたが、黒クマはすっかりなくなり、目元が明るくなりました。手術中の痛みや施術後の腫れはありましたが、結果には非常に満足しています。以下に、私の体験の総まとめを示します。

項目内容
施術前の悩み目の下の黒クマ
選択した手術経結膜脱脂法
施術内容脂肪除去のみ、脂肪注入なし
費用18万円
施術中の感想痛みがあった、笑気麻酔が効かなかった
施術後の経過2〜3日で激しく腫れる、1週間で目立たなくなる
最終結果クマが完全に消える、目元が明るくなる

黒クマに悩む方にとって、経結膜脱脂法は非常に有効な治療法です。手術中の痛みや施術後の腫れはありますが、最終的には自然な仕上がりで目元が明るくなります。私の体験を通じて、経結膜脱脂法の詳細や効果を理解していただけたら幸いです。手術を検討されている方は、信頼できる医師と十分に相談し、自分に最適な方法を選んでください。