小学4年生の記録

小学4年生に進級し、新たなスタートを切った息子は、毎年変わる担任の先生と今年も新しい出会いがありました。今回の先生は、これまでの先生方同様に熱意に溢れ、生徒一人ひとりに真摯に向き合ってくれる素晴らしい方でした。特に、自閉症の息子に対しても温かく見守りながら、時には厳しく指導してくださる姿勢に感謝の気持ちが絶えません。

今年の運動会は、コロナ禍の影響で昨年に続き短縮される形で開催されました。通常のプログラムよりも少ない時間と参加人数で行われましたが、マスクを着用しての練習も含め、息子たちは懸命に取り組みました。特に、息子はマスクをつけた状態での長時間の活動に耐え、彼なりに全力を尽くしてくれました。

宿泊学習については、昨年に続いて今年も中止となり、楽しみにしていたイベントがまた一つ失われてしまいました。特にコロナ感染者数が増加していた時期であり、安全を最優先に考えた結果として、やむを得ない判断だったと理解しています。息子もこの決定に対して落胆していましたが、理解を示してくれました。

秋の学習発表会では、支援級の劇が行われました。先生方が趣向を凝らして考案した劇は、子供たち一人ひとりの個性を引き出すもので、非常に楽しいものでした。息子も役を演じることで自信をつけたようで、終わった後も楽しそうに話してくれました。

授業参観は、コロナ禍という状況を考慮してリモートで行われました。遠くからではありましたが、息子が楽しんで授業を受けている姿を見て、私たち親としても安心しました。支援級の授業は難易度別に分かれており、息子のクラスは少人数で進行されていました。時には他の生徒が休みで息子が一人になることもありましたが、それでも先生と息子の関係は非常に良好で、息子も一人の時でも楽しんでいる様子でした。特に、一対一の指導を受けることで、息子はより集中して学ぶことができたように感じます。新しい先生も大好きで、学校が大好きな息子の姿を見て、私たち家族も非常に嬉しく思いました。

小学5年生の記録

小学5年生に進級すると、また新たな先生との出会いがありました。今年の担任の先生も素晴らしい方で、息子に対して親身に接してくださることに感謝しています。しかし、9月頃から体調不良でお休みが多くなり、年明けには休職されることになってしまいました。最終的には、そのままお辞めになるという辛い結末を迎えました。このような状況にも関わらず、息子は学校生活を楽しんでおり、私たち親としても安心しました。

今年の運動会もコロナ禍の影響で短縮されましたが、高学年になったことで、より複雑なダンスの隊形移動に挑戦することになりました。先生方の熱心な指導のもと、息子も含めた生徒たちは一生懸命練習に取り組み、見事に発表を成功させることができました。息子が成長し、普通級の子たちとの活動に積極的に参加している姿を見て、私たち親としても誇りに思いました。

また、3年ぶりに宿泊学習が実施されることとなり、息子も高学年として低学年の子供たちをリードする立場に立ちました。息子は自身が経験してきたことを後輩たちに教えることで、自信を深め、成長を感じさせる瞬間でした。彼なりに精一杯頑張ってくれたことがとても嬉しかったです。

年明けに担任の先生が休職されることになりましたが、幸運にも前年の担任の先生が引き継いでくれることになりました。このおかげで、息子は安心して学校生活を続けることができました。特に、環境の変化にも動じることなく、むしろ強くなっている姿に、私たち家族も成長を感じました。

さらに、普通級の子供たちとのスキー合宿にも参加することができました。同じ班で過ごし、一緒に部屋に泊まり、ゲレンデを滑る経験を通じて、息子は多くのことを学びました。普通級の子供たちが班を組んでくれ、息子の面倒を見てくれたことに感謝の気持ちでいっぱいです。息子もこの経験を通じて、社会性や協調性を養うことができました。

これらの経験を通じて、息子がどのように成長し、家族としてどのように支えてきたかを振り返ることができます。この記事が、同じような状況にある家庭にとって励みになることを願っています。

小学校2,3年生の記録はこちらから